岡山県の西南、笠岡市北木島は笠岡諸島の最大の島から採石されております。
中粒の黒雲母花崗岩で、「中目」、「瀬戸赤」、「瀬戸白」、「サビ石」の4種類があります。
しかし、現在も採掘されているのは「中目」「瀬戸赤」となっております。
石に「ねばり」があるため加工し易く、石工に好まれました。
戦前より使われてきた歴史ある石材で、大阪城の石垣や靖国神社の大鳥居、天皇陵での鳥居や日本銀行本館など、明治中期から昭和初期にかけての多くの建造物や、著名人の墓石などにも用いられた偉大な功績を持つ石材です。
岡山 北木石