青木石は、香川県丸亀市広島町青木浦釜の越、丸亀市沖の北西にある塩飽諸島で最大の島、広島で採取されています。
豊臣秀吉が大阪城を築城した際にも使われたと言われる、歴史の古い石。
明治18年3月、島内の青木浦字甲路に石切場を開いたのが始まりといわれ、本格的な産業としての石材採掘は、明治の中頃より始まり現在に至ります。
昭和30年代には墓石材としての出荷量は、瀬戸内海地域No.1を誇りました。
きめが細かく、質も安定していることから、墓石、記念碑のほか、日本銀行大阪支店の地下金庫の敷石や大阪淀屋橋、金刀比羅宮の社務所や宝物館等にも使用されています。
淡い青色の落ち着いた石目は花崗岩という硬い石質ながら、瀬戸内海の自然環境に合わせたかのような優しさを醸し出し、見た目は柔らかく優しい目合いであり、女性的と称されることが多いです。
色むらが少なく落ち着きのある均一した目合いが特徴です。
香川 青木石